株式会社ランデフト(所在地:東京都千代田区、代表取締役:斉藤耕太郎、以下ランデフト)は、研究開発データ管理SaaS「Randeft」を本日より提供開始します。Randeftは、大学や民間企業の研究者の98%が不満を抱いているデータ管理・共有の課題を、既存の研究開発・分析部門向け製品とは異なる視点で解決する製品です。研究開発用途に限らず、測定データを扱うあらゆる部門や業種でデータ活用を見越したデータ資産の管理が可能となります。
Randeftは測定データを扱う研究開発や分析の現場において長らく欠けていた測定の対象と結果を一元的に管理するクラウド型SaaSプロダクトです。これまで測定者しか把握・利用できなかったデータに文脈を与えてグループ内で共有することで、データ探し・共有の依頼・再測定といった頻繁に生じる生産性の低いタスクを大幅に削減し、組織のメンバーがより付加価値の高い業務にリソースを配分することを可能にします。また、メタデータを活用可能な形で蓄積することでデータ駆動アプローチをいつでも導入できるデータ管理体制を構築します。
現時点で利用可能なRandeftの主な機能は以下の通りです。
これらの機能により、従来型のファイル中心の研究開発データ管理では実現しにくかった以下の価値を提供します。
Randeftが提供する試料と測定の管理機能は、研究所・事業部の開発グループ・組織横断型の分析専任部門など測定データを扱う部門が抱えるデータ管理不備に起因する様々な課題を解決します。例えば、以下のようなユースケースが考えられます。
研究開発データ管理マーケットには大量の定型データの記録を得意とするLIMS(ラボ情報管理システム)と実験ノートの電子化を目的とするELN(電子実験ノート)と呼ばれる二つの既存製品カテゴリがあります。しかし、素材の研究開発の過程では多種多様な測定装置を利用するためLIMSでは対応しづらく、また手順の詳細な記録にフォーカスしたELNは測定データの管理には向いていません。Randeftはこのどちらにもフィットしない素材の研究現場の課題を解決するために生まれた新しいカテゴリの製品です。また、ファイル共有という視点に注目すると汎用性の高い施策や製品が存在しますが、どれもファイルそのものを探すという観点に基づいており、測定結果のようなメタデータや可視化そのものに価値がある場合にはなじみません。Randeftはこれらの既存製品とテーラーメードの内製システムの中間に位置するこれまでにない製品です。
Randeftをテスト利用しているユーザーの方々からは「学生にデータの可視化を頼む必要がなくなり進捗確認の手間が省けるとともに、自分の頼み事により相手に手間をかけさせてしまうというストレスがなくなり気が楽になった」(国立大学材料科学系研究室教員)といったポジティブな評価をいただいております。
幅広い測定機器との連携などデータ入力に関わる摩擦の解消及びデータ検索・表示の利便性の向上などに加え、ユーザーからのフィードバックに基づく既存機能の改善および特定手法に特化したデータ活用機能の開発を実施します。産学の研究開発・分析業務に欠かせないデータ蓄積・活用インフラとなることを目指して開発を継続します。
製品のご関心のある方は弊社ウェブサイトの問い合わせページよりご連絡ください。
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オンラインでの製品紹介及び一定期間の無料試用も可能です。詳細はお問い合わせください。
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